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空の絵描きたち


本のタイトルがなんじゃこりゃ、という感じだと思うんですが、 「虹」「虹がうまれた日」だとタイトルの時点でホウオウじゃん…という感じになってしまうので、 ただ単純にドーブルたちのことを表す言葉にしました。
ドーブルというといろんな話ができそうなポケモン、というイメージがあります。 最初は、ひとりぼっちのドーブルが自分の姿を描いたらその絵が動き出して友達ができるけど、 そのままたった二人だけの世界に行くか、その友達より先に自分が死んで、友達がまた自分の姿を描いて絵が動き出して…のループとか、そんなストーリーを考えていたのですが、 ホウオウの羽の色が緑と赤(ドーブルの色違いは赤というよりピンクですが…)なのに気付いて、 虹、空、絵描き…で今の話になりました。
伝説のポケモンというと自分の中で神話っぽいイメージがあるので、空を創るというスケールの大きい話になった、という感じです。

真面目な職人っぽい感じにしたかったので笑顔の姿は描いていませんが、ふたりは楽しく空を描いていた、と思っています。


エンテイたちのエピソードもあるので、きっと羽から新しい命を生み出せそう。


右下の「とても楽しい毎日でございました」と言うときの表情がとくに気に入っています。


左下の「何もない世界」が何もなさ過ぎて最後まで描けずにいました。


一番下が表紙案です。その1つ上の案だと左上に月があるので、夕焼けではなく夜にする案でした。 確か赤ドーブルだから、と夕焼けにした覚えがあります。

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